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コラーゲン、食べたらどうなる?知っておきたい食事と肌の基本


「コラーゲンは肌にいい」——そんなイメージを持っている方は多いかもしれません。たしかに、コラーゲンは肌と深い関わりがあるたんぱく質のひとつです。でも、「コラーゲンを摂れば、それだけで肌に届く」というほど、話は単純ではないようです。


今回は、コラーゲンと肌の関係を基本から整理しながら、毎日の食事で意識しておきたいポイントをまとめます。

 

■コラーゲンってそもそも何だろう?

▪体の中にあるたんぱく質のひとつ

コラーゲンは、私たちの体を構成するたんぱく質の一種です。肌だけでなく、骨や関節、血管など、体のさまざまな部分に存在しています。美容の文脈で語られることが多いですが、もともとは体をかたちづくる構造的な成分のひとつ。特別な「美容成分」というよりも、体を支える材料のひとつと考えるとわかりやすいかもしれません。


▪肌の中でのコラーゲン

肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層で構成されていますが、コラーゲンが多く含まれているのは真皮の部分です。真皮のなかで網目のように広がり、肌の構造を内側から支えています。体内のコラーゲン量は年齢とともに少しずつ変化していくことが知られていますが、これは誰にでも起こる自然なことです。

 

■「コラーゲンを食べれば肌に届く」?仕組みを知っておこう

▪食べたコラーゲンはそのまま肌にはならない

コラーゲンを含む食品を食べたとき、そのコラーゲンがそのまま肌に届くかというと、実はそう単純ではありません。口から入ったコラーゲンは、消化の過程でアミノ酸やペプチドに分解されます。分解されたあと、体のなかでどこにどう使われるかは、そのときの体の状態によっても異なります。


「食べたものが、そのまま特定の場所に届く」という仕組みではないということは、知っておいて損はないでしょう。


▪それでも、コラーゲンを食事から摂ることには意味がある

では、コラーゲンを食べることに意味がないのかというと、そうとも言い切れません。コラーゲンには、グリシンやプロリンといった、体が自らコラーゲンをつくるときに材料として使うアミノ酸が豊富に含まれています。こうしたアミノ酸のなかには、一般的な肉や魚、卵にはあまり含まれず、コラーゲンを含む食品からでないとなかなか摂りにくいものもあります。


つまり、食べたコラーゲンが「そのまま届く」わけではなくても、体がコラーゲンをつくるための材料を食事から届けるという意味では、コラーゲンを含む食品を摂ることには栄養学的な意義があると言えます。もちろん、コラーゲンだけに頼るのではなく、肉や魚、卵、大豆製品などと組み合わせてバランスよく摂ることが基本です。

 

■コラーゲンだけじゃない。食事全体で考えよう

▪ビタミンCとの関係

体のなかでコラーゲンが合成されるときには、ビタミンCが欠かせないと言われています。ビタミンCは野菜や果物から日常的に摂ることができる栄養素です。ちょうど6月は、トマトやピーマンなど夏野菜が出回り始める季節。旬の食材を食卓に取り入れながら、自然とビタミンCを摂れるとよいですね。


▪管理栄養士の視点から——料理の「ベース」を見直してみる

肌のためにと思って何かひとつの成分に期待をかけたくなることは、誰にでもあります。でも管理栄養士の立場から言えるのは、やはり食事は全体のバランスで考えるということ。主食、主菜、副菜をまんべんなく摂り、いろいろな食材を組み合わせることが、いちばんの土台になります。


そのなかで、日々の料理の「ベース」を少し工夫してみるのもひとつの方法です。たとえば、骨からじっくり煮出したボーンブロスのようなスープのもとには、骨や結合組織のコラーゲンに由来するアミノ酸が自然なかたちで溶け出しています。素材そのものの旨みやコクがあるので、塩分や味つけに頼りすぎずに料理がまとまりやすく、無塩のものや食品添加物を使っていないものを選べば、毎日の食卓にも気軽に取り入れやすいのではないでしょうか。


▪特別なことより、毎日の食卓を少し丁寧に

コラーゲンは、たしかに肌を構成するたんぱく質のひとつです。でも、それだけを摂ればよいというものではありません。コラーゲンの材料となるアミノ酸を食事から摂ること、ビタミンCを含む野菜や果物を食卓に並べること、そして食事全体を少しずつ丁寧にしていくこと。特別な食材を探すよりも、毎日の一食一食に少し目を向けることが、いちばんの近道かもしれません。


今日の食事から、少し意識してみませんか。



管理栄養士・料理家 ひろのさおり

 

 

B dot のボーンブロスについて

素材と製法にこだわった B dot のボーンブロスは、鶏・牛・ミックスの3種類。骨や結合組織をじっくり煮出すことで、コラーゲン由来のアミノ酸や素材本来の旨みを引き出しています。無塩・食品添加物不使用で、毎日の料理のベースとしてお使いいただけます。


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